HOME > 顎関節症とは

顎関節症とは

顎関節症とは

顎関節症とは顎の周囲、つまり鎖骨よりも上側に起こる体の異変、特に顎関節周囲に痛みを起こしたり、あるいは関連痛などと考えられるよくわからない痛みなどを起こす症状のことを言います。

顎関節症の原因

顎関節症の原因

顎関節症にはいろいろな原因があります。
何とか症とついているものは原因がわからないもの、もしくは原因が多岐にわたるものがあります。
多岐にわたるものについては、例えばA、B、C、D、Eと原因が五つあったときに、原因のAで顎関節症が起こるのだったら簡単ですが、AとBとCで起こっているかもしれない、AとDとEかもしれない、どれか1つかもしれない。
それが5個だったら1つずつ診断していくことができますが、顎関節症の原因は200以上とも言われていますから、全ての組み合わせを調べていくことは出来ません。
顎関節症とはそのような症状なので、原因がわからないと言ったほうが早いかもしれません。

ですから今までは咬合が顎関節症の原因の100%であると言われていたのが、それはほんの一部ではないか、あえて言うなら200のうち1つか2つではないかと唱えたのがTCHです。
しかし、1つか2つということはない、200ぐらい原因があるのではないかというのが今の私の考え方です。

顎関節症の症状が出る人と出ない人

TCHとは

TCHとはTooth Contacting Habitの略で、歯牙接触癖、もしくは異常接触歯牙癖のことを言います。

主な原因

顎関節症は女性に多いの?

女性に多いのは、骨格や筋肉の抵抗力が男性に比べると弱いためです。

例えば人間が殴られたときに痛く感じる人もいれば、痛く感じない人もいます。
同じ力でバーンと殴られたときに、プロレスラーだともう一回殴ってみろみたいな勢いになるけれども、女の人はすっ飛んでしまう。
同じ力が作用しても体の受ける衝撃に対しての抵抗力が違うからです。
特に女性は骨格的にも筋肉的にも抵抗力が弱いわけです。
そうすると同じ力がかかっても女性のほうが顎関節症が発症しやすい理由です。

逆に考えると顎関節症というのは力なんです。
変な力がどこかに働いているのではないかという考え方です。
その変な力に対して男性のほうが適応しやすいのですが、女性のほうは適応できる人ももちろんいるのですが、適応できない人の割合が多いということです。
だから女性のほうがかかりやすいのではないかという性差は出ています。

顎関節症の治療を通じ、顔の周りの痛みが取れると表情は本当に穏やかになります。
表情が穏やかになると、女性の場合だときれいになります。
顎関節症で顔の周りを押して痛い人はいつも顔が引きつっているから穏やかではないんです。

顎関節症の疑いのある方は、まずはチェックだけでも行っていませんか?